SNAC活動趣旨

富士見高原の自然と文化愛好会(略称SNAC)    趣意書


当富士見高原は、約3万年前の八ヶ岳噴火以降気候地質共に安定して、まことに豊富な動植物相がみられます。ことに高山植物や野鳥などは、日本の残り少ない貴重な宝庫であるといわれています。

 

 しかしこのまま、将来にも残して置くべき自然や、遠く石器時代からつづく地域文化は、現在残念ながら徐々に失われつつあるのが現実です。かつて八ヶ岳山麓を広く覆っていた森も、いつの間にか伐り開かれて、今のような人工植林が緑の大部分を占めるようになりました。

 

またこれにともない、豊富だった動物や野鳥も目に見えて減ってしまいました。一方では移りゆく生活様式の変化にともない、年々消えてゆく文化遺産や生活様式などと、それらを挙げたらきりがありません。 

 

昨今、お互いに繁雑な社会生活に追われていますが、時々この美しい自然や、地域文化に触れ合うことは快く、また楽しいことでありましょう。

幸い私達は、この富士見高原にゆかりを持つようになり、この豊かな風土に包まれて、生活することが出来るようになりました。ついてはこれを機会により深く、より詳しく、この地の自然や文化への理解を深め、併せてそれらを積極的に保護してゆくことは、意義あることと思います。

そのためには、別荘の者も地元の者も区別なく、幅広いふれあいと交流が図られてゆかなければなりません。またそれには多角的な、学術知識の裏付けがあってこそ、より一層の成果が期待できるものと思われます。

 

そこで多数の方々にご参集をいただき、相互の親睦をはかると共に、この趣旨の達成にご協力願って、いささか地域社会への貢献の道を拓いてゆきたいと思います。

 

 

SNAC景観憲章


わたしたちは富士山、南アルプスを望み雄大な八ヶ岳にいだかれた富士見高原の住民です。

 

わたしたちは富士見高原の緑ゆたかな美しい自然と景観を守り、アメニティにあふれた環境を未来に残すために、ここにSNAC景観憲章を制定します。 


  1.緑ゆたかな高原の自然と文化を愛します


   2.ゆとりのある快適な環境と風俗を守りつづけます


   3.  自然と調和のとれた美しい景観を育てます